僕は現在32歳で、1年前に起業して社員数3名でなんとかかんとか踏ん張りながら働いています。
僕は大学を卒業後、今まで2社で働きました。会社員時代は「君はO型らしからぬきめ細かさと真面目さだ!」と信頼を得てきました。
ただ、実際のところはO型日本代表といっても過言ではないほどずぼらでいい加減な性格です。そんな僕がした言い訳は上司に対してしたものでした。
仕事をサボっているのがバレた時に上司に対してした上手い言い訳
これは僕が26歳の時のことで、会社員として働いていた時のことです。その日、僕は「終日社外にて打ち合わせ」と出勤ボードに書いて朝から出かけました。
そして、取引先の50代男性の方とカフェで合流して打ち合わせをしました。ここまではきちんと働いていました。
ただ、打ち合わせなんてまあ1時間程度で終わってしまいます。早々に打ち合わせを終わらせて、僕はパチンコ店に向かってしまいました。
「仕事ができない人なら今日の内容は4時間はかかるはずだ。それをテキパキこなした僕だから、あと3時間自由に使っても罰は当たるまい。」
そんなことを考えてながら、僕は勇んでいつもは通過するだけの駅近くのパチンコ店へと入店しました。
約3時間で5万円ほど勝った僕は、その嬉しさで後ろめたさなど吹き飛んで欲しかったネクタイを買った後に会社へと戻りました。
会社に帰ると上司に「お前今日どこ行ってたの?」と聞かれました。なんだかいつもと様子が違うと察しました。
いつもなら、「おう、お疲れ。タバコでも吸いに行こうか」と誘ってきて、喫煙ルームでお仕事の流れの打ち合わせをするのだけど、今日はなんだか様子がおかしい。
どこ行ってたなんて、今の動いてるプロジェクトを知っているのだから分かってるはずだ。だし、僕はサボってるのでは?などと疑いをもたれたことは一度もなかったのだ。
咄嗟にこれは何かあるぞと思い、僕はフルパワーで脳みそを回転させました。この上司は何を知ってて何を疑ってるんだと考えまくりました。
僕は「今日はA社の〇〇さんと小一時間打ち合わせしてきましたよ?」と返事をしました。それに対して上司は「それで?」との返答。
やばい、これは絶対僕がパチンコ屋に行ったことを知ってるやつだ!でもパチンコ店に上司がいたらそれはそれでおかしな話だぞ?ここからの僕は、言い訳&嘘のオンパレードでした。
僕は「で、会社戻ろうとしたら名刺ケースがないことに気づいて。社外の人の名刺もたくさん入ってたんでやばくて。来た道や駅員さんに聞いてまわって交番にも行ったんすけど届いてなくて。そしたら、『あなたの名刺ケースですか?』と電話もらったんすよ」と言いました。
そうしたら上司が「どこにあったの?」と聞いてきました。僕は「それが、電話くれたのがパチンコ屋の店員さんで。パチンコ店の前に落ちてたって。で、そんな具合に無事回収して戻ってきました。」と言い訳をしました。
上司に上手い言い訳をした結果
そんな言い訳をした結果、上司は安心したようで「なんだ、そーいうことか」と言ってくれました。
僕は「何がです?」と、涼しい顔を全力で作りながら聞きました。上司が「いや、電車の中から見たんだよ、お前がパチンコ屋から出てくるところ。まあ、そういうことならわかったよ。」と言ってくれました。
このあと僕は上司とタバコを吸いながら「スンマセン、でも帰りに百貨店寄ってネクタイ買っちゃいました」と、申し訳なさげにそこだけ正直に言いました。
そしたら上司は「それ言っちゃうとこがかわいい野郎だなー」と言ってくれました。ちょっとだけサボったことを正直に言ったことで好感度はアップしたようです。
でも、まさか電車のなかからピンポイントで姿を見られていたなんて、そんなこと誰が予想できるでしょうか?
きっとこれが、普段から信頼を得ていない人間だったら、問答無用でどんな言い訳も嘘も通用しなかったと思います。
その時は上手い言い訳のおかげでうまくいったといえばいったのですが、やはり気持ちいいものではありませんでした。
その場はうまく切り抜けれたものの、それから僕は3時間ほど罪悪感に苛まれ、もう二度とこんなことはごめんだと思いました。
上手い言い訳するためのアドバイス
自分に対しての言い訳から始まったちょっとの心の弱さを繕うには、さらに大きなパワーと労力を発揮して外に言い訳をしなくてはいけなくなると思います。
ですので、言い訳する場合は相手の許せるラインと、自分が許せるぎりぎりのボーダーラインを瞬時に把握する必要があると思います。
どちらかがそれを破っちゃいそうな気配を感じるなら、その言い訳は絶対に上手い言い訳にはならないと思います。
自分に対しての言い訳がそもそも大きなとき、自分を無理に納得させているような事柄は無理があると思います。言い訳を用意してことを成すとしたら、それなりの覚悟が必要です。
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