私は40代の双子を持つシングルマザーです。どちらかというと、ぼーっとしていて、物忘れも激しく、人の顔、名前を覚えるのは苦手です。
子育てするにあたって、さまざまな人と会ったり話したりする機会が増えました。恥ずかしい話ですが、正直なところ、誰が誰やら、子どもだけでなく、ママたち、先生すらもわからなくなってしまうことが多々あります。
そんな私がした言い訳は元同級生で、同年齢の子どもを持つ、マウンティング系のママに対して、名前、学生時代に同級生だったことすら忘れていたことについてです。
上手い言い訳で名前を忘れていたことをフォロー
周囲の人から少し距離をおかれつつも、有力者?なのか、無視できない存在の同級生ママ。今までは無視されていたのが、何か用があったらしく、声をかけてきました。
「前から声をかけようと思っていたのだけど、中学のときに同級生だったよね、覚えてる?旧姓◯◯なんだけど」と聞かれ、ここで失敗したら子どもにどんな災難が降りかかるだろうと考え、彼女を傷つけないような言葉を考えました。
「あー、あのときの◯◯ちゃんだったの?!もしかしたらそうかなと思いながらも、あんまり素敵になってて、私にはわからなかったよー!本当に毎日素敵だよね!」
と言ったところ、忘れられていたことには気づかれませんでした。「素敵に変わっていた」という言葉がよかったようです。そのあとは、彼女が上機嫌になったので、話もスムーズにすることができました。
上乗せして、彼女の子育て論やお子さんについて、「いつも素敵だなぁと思ってたんだよ。だから、いつかこうして話せたら嬉しいなあと思ってたら、同級生だったから、なおさらうれしいなあ」と褒めた。
半分は思っていたことなので、嘘ばかりでもないのでスムーズに言葉は出てきました。とにかく、「忘れられている」ということは、マウンティング体質の彼女にとってはタブーだと考えました。
忘れていたわけではなく、見違えていたから、わかなかったんだという良い方向の言い訳をしました。彼女は納得したし、そのことで、話も弾みかえって良かったと思います。
上手い言い訳をしたことで人間関係を壊すことがなかった
上手い言い訳をして自分が褒められたこと、また、自分を忘れられていたわけではなかったことに対して、機嫌がとてもよくなり、話がスムーズにすることができるようになりました。
これからもお付き合いをしなければならない相手で、周囲からも要注意人物と思われている人なので、ここで私が標的にならずに済んだのは、「見違えてしまったよ」という言葉のおかげだったと今でも思っています。
現在も、時折顔を合わせる機会があり時々話したりしますが、「同年齢」という同じ枠の中でしか話せないこと、心配なことをこっそり話しにきてくれたりします。
また、彼女がPTAの広報委員だったときは、子どもたちの写真を送ってくれたり、時折親切にしてくれるので、ありがたく思っています。
要注意人物であることは、私にとっても変わらないですし、未だに思い出せない人物だけれど、これからも付き合わなければならない相手として、互いに一つの「味方」になったのではないかと考えています。
ほかの人から「よくあんな風に話せるね」と言われることもありますが、それは同級生だったからだし、それに気づいてくれた彼女のおかげなのかなとも思います。
結局、嫌な風ではなく、その場をなんとかうまく逃れられれば、相手を味方につけられるし、これからのコミュニケーションにも役立つのではと考えています。
仲が良くなくても、「同級生」という言葉でつながったし、私も彼女も年齢による孤独感からも逃れたし、「見違えた」という言葉で、彼女は嬉しく思ったのではないかと思います。
上手い言い訳をするためのアドバイス
とにかく、どんな人に対しても、嫌な感情を持たないように、良いところを見つけよう見つけようととすれば、いい言葉や言い訳も出てくるように思います。
自分を隠すだけでは、相手に不信感を抱かせるだけだし、いい関係にもなりません。ですので、常に誰かの良いところを探すのが良いかと思います。
そこを「いいな」と素直に考えて、言葉にできる準備をすることが必要なのかなと思います。
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